人間の心の奥底へ光をおくること~ある芸術家の言葉より


みなさま、明けましておめでとうございます!といってももう
1月17日・・・。ご挨拶が遅くなり申し訳ありません。
「今年はもう少しブログを更新しようかな?」と言ったところで
今まで散々更新されないこのページを見に来てくださっていた
みなさまはもう愛想を尽かしてらっしゃるかもしれませんね。


 便りがないのは良い知らせ~☆ 


 さてさて・・


2012年1月15日より金沢のギャラリー点の企画展に参加
させていただいています。
今回展示させていただいている作品はベルギー留学時の作品なので
一番新しいシリーズではありませんが、今制作している作品たちの
元となる作品です。

この作品は写真などでは出していたのですが、日本で実際に展示を
するのは初めてなので、どんな反応が得られるか・・、
ベルギーと日本の観客の反応の違いなどが当然出てくるはずですので、
その違いを感じながら自分の作品をどう展開していくか。
とにかく展覧会が楽しみです!
 




人間の心の奥底へ光をおくること~ある芸術家の言葉より 

 
 音楽家ロベルト・シューマンの「人間の心の奥底へ光を送ること、
 これが芸術家の使命である」
 という言葉がありました。同じ芸術家として共鳴する感覚を、見て、
 触れて、受け取ってください。
 
 La beaute eternelle ~普遍的な美、
 Le temps qui passe  ~流れる時間
 Une porte sur le futur ~未来への扉 の3章をお届けします。

 <参加作家>

 山村慎哉、城崎英明、小曽川瑠那、北本正隆
 樫尾聡美、横山翔平、金田和子、笹川健一、
 山本優美、遠矢麻野、西山徹、菊谷達史、
 佐直麻里子、堀至以

 
 <会場>
  ギャラリー点
  石川県金沢市入江2-243 
  Tel/fax 076 292 2140 
  http://galleryten.net/

 <会期>
 2012年1月15日(日)~2月12日(日)
 12:00~18:00 木曜日休館

ホームページを公開しました!

 新しくホームページができました http://masamiyamamoto.com/

 ブログの方を限りなく放置・・。毎日の仕事や制作に追われつつ、ホームページを作り始めてから1年以上。ようやく完成しました。ホームページ作成にあたって力を貸してくれたアーティストのKくんに感謝感謝です。あんがとね~。
「更新されているかな?」と何度も見に来てくださったみなさん、すみませんでした。今後はホームページで作品や展覧会の情報をお知らせし、ブログはより日常的なつぶやきや制作の裏側を中心にゆるゆると更新していきたいと思いますので、またお暇があれば遊びに来てくださいね!

Invitation Objets♯Contre-Objets 


ベルギーのIanchelevici美術館から企画展のフライヤーが届きました
私も参加しています!
 
Objets♯Contre-Objets
2010.10.30 ~ 2011.01.09

Musée Ianchelevici
Place communale -7100 La Louvière Belgium
http://www.ianchelevici.be/

ベルギー近隣にお住まいの方、ベルギーに行かれる方は是非!

制作中ですよー!2





10月中に3つ目の作品を仕上げて、素焼きしてしまいたいのですが・・・間に合うのか。。

制作中ですよー!




制作中の作品を少しご紹介しますね。今年の秋は読書の秋ならぬ釉薬実験の秋になりそうです。完成は12月くらいを目標に・・。

2010年 展覧会予定


 
なかなか新しい作品をアップできませんが、頑張りますのでたまに遊びにきてください。
 
新しい作品を出せないものの、2010年下半期はベルギーでいくつかのグループ展、展覧会に参加させてもらえることになりました。

2010年 10月
     企画展「Objets Contre Objets」
     Musée Ianchelevici(イアンスルヴィシ美術館)
     ルーヴィエール(ベルギー)
                                       

    12月 Arc Céramique ~Dit-moi ce que tu mange~展
       ブリュッセル

2011年 2月  作家 Hugo Meerts氏企画によるグループ展
        ブリュッセル

 
展示作品は「流れと堆積」シリーズから。2009年の作品ですが、
日本帰国後もベルギー国内をぐるぐる周っております。 
ぐるぐる~と。本当にありがたいことです。励みになります。
   

聖母 ~The Virgin~



2008
15×3×2.5cm

Being




2007
size 40×60×90cm for each piece

近づくと中から響く歌声が聞こえてきます。「私たちの生活に再び平和がもたらされますように」と人々が歌う祈りの歌です。これは2006年の夏に、レバノン人の友人、Thierry Chehabによってレバノンで録音されました。

自分の感情、自分の感覚・・と言うように自身の内面の興味へと向かって行きがちな自身の制作と、自分の外、外の世界で起こっている、しかし私の生と同時にある現実をどのように結び付けることができるか、という考えから日本と違う国で、環境、文化、社会情勢も異なる中で暮らす友人との共作を試みました。

そこには私の知らない色の風景が、人間の顔が、言葉があり、暮らしがあり、私と出会うことはもしかすることはないかもしれないけれども、確実に彼らはいて、紛争という困難な現実の下で、何か分からない大きな力に抗しながらしっかりと力強く生きている。

私たちは日本にいて紛争という状況を経験することは現在はないけれども、自己に湧きあがってくる矛盾、不安、得体の知れない大きな流れに抗しながら生きようとしている。

状況も全く異なり、違う種類の問題の深刻さを持つこれらの「同時の世界」に生きる人間の姿に、何か共通の「心のベクトル」とてもいうようなエネルギーを感じます。

 

流れと堆積



2009
Stoneware / installation サイズ可変
Photo:La Cambre Option photographie

長い夏休みに必ず終わりがあるように、自分の生もいつか終わる時が来る。

小さい頃から私が感じているものの中にこのような感覚があります。

時間は止まらず、人は常に変化していく。私は髪を切る、長い髪の私は今もうここにはいない。来客のある賑やかな夜はいつの間にか静まりかえり、さっきまで隣で笑っていた人は電話の向こう側。何年も前に死んだ祖父の手の温かさを今でもしっかりと思い出す。

刻一刻と私たちは時を刻み、ゆるやかに確実に死へと向かいます。同時に全ての人が全て異なるそれぞれの生を日々築いているということはいつも私を感動させます。

こうした人々が積み重ねている記憶、思い出、毎日繰り返される習慣や仕草などと結びついている物、鏡や写真立て、ラジオ、箱や本などを中古市で集め、時間とともに私たちが積み重ねているものを表現したいと思いこの作品の制作を始めました。

影のような形を留めながら、土と釉薬によって新たな時間を与えられた物。これらの物の中に秘められていた様々な記憶、時間の流れに想像をめぐらせてみる。

世界の見え方 ~玩具、日用品から~



2008

「世界の見え方」のシリーズはベルギーに来て一年目に制作したものです。

他者と関係を築く時、表面から見えるものがたくさんあるのにも関わらず、人が内奥に掴みどころのない、完全に理解することができないものを抱えているのを感じることがあります。

「自分が見ている<現実>は他者のそれと同じでなく<現実・真実>は各々の経験などから来る物事の捉え方、感覚によっていくつも存在するのではないか。」

このような考えからこの作品の制作をはじめました。

制作は私が日常生活の中で見つけた物を布と石膏で覆うことから始まりました。物は徐々に本来の形を失い、それらのイメージや意味から離れて曖昧な、不確かな形体になっていきます。

そうしてできた形を型取りし、土(stoneware)で作り変えます。土に作り変えられた形は<覆われた物>ではなく、一つの純粋な<形体>となります。

そこで人は「これは一体なんだろう?」と首をひねりながら、自分の経験から来る感覚を通して作品を<理解>していくことになります。

「包む」「覆う」というテーマは20世紀の美術の中でマン・レイ、クリストなど様々なアーティストによって既に多く試みられています。もちろんそれぞれの作家の<包むということの意図>は異なるのですが、包むことによって「見えないこと」「見えない部分」を作り出すことは私たちの認識の不確かさを視覚化し、感覚を刺激してくれる非常におもしろいテーマです。そして包まれた物の何とも言えない神秘的な雰囲気と美しさ。たまりません。


今後は「記憶」との関わりの中で、この曖昧な形体を展開していこうと思います。